学校給食
通院してくださる患者さんとは歯の治療に関したお話だけでなく、その方の職業とか境遇についても話題が広がることがあります。単なる世間話ということではなく、患者さんの背景を知ることにより、患者さんが抱えている疾患の原因を推測できればとの思いもあるのですが、新聞などで報道される社会現象の実際のお話を聞けることもあります。そんなお話の中で、子供の学校給食の費用を払わない親が実際にいることを知りました。
これは難しい年代の中学校の先生からのお話ですが、給食費を払わない生徒だけ食べさせないというわけにはいかないので、同じように扱っているとのことでした。払っていない子供のほうが、多く食べる傾向があるようです。
文科省調査によると、未納の主な原因を60%の学校が「保護者としての責任感や規範意識」であって、「保護者の経済的な問題」は33%とのことです。「保護者としての責任感や規範意識」を問題にして生徒に給食を食べさせないようにするのは子供がかわいそうな気がします。そうかといって、こういう親を野放しにして、払わないで済むなら払わないようにしようとする親が増えたら学校給食制度の崩壊を招くことになります。学校側としたら、人質をとられながら交渉するようなものなのでしょう。平成17年度の未納者は100人中1人程度のことですが、未納額は全国で22億3000万円になるそうです。
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