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2016年10月16日 (日)

日本顎関節学会講演会

161016  久々の晴天を恨めしく思いつつ、お茶の水の日本大学歯学部で行なわれた日本顎関節学会講演会に参加してきました。日本顎関節学会と臨床歯科を語る会、日本睡眠学会が同月に行なわれることが多く、いくら勉強の為とは言ってもあまり度々診療を休んで出かける訳にも行かないので、大分ごぶざたになっていたので、アップデートな情報を求めて出かけました。今現在の日本顎関節学会の推奨する治療法のスタンダートが得られると考えたからです。

 やはりごぶざたしていたせいか、聞き慣れない用語も有りましたが、治療方針に付いては、自分の考えとほとんど大差がなく、違和感無く聴講できました。その中で、患者さんに『疾病教育』をするという言葉は初めて聞きましたが、歯周病の治療などで患者さんにお話ししていることと同様なことなので、今度はこの言葉を使いたいと思いました。

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2016年10月14日 (金)

1歳半歯科検診

 青葉福祉保健センターで行なわれてます1歳半検診の口腔検診を担当してきました.青葉区で開業して以来、毎年1〜2回の当番を欠かさず続けて28年になります.検診対象者は当たり前のことですが、毎年同じでその親の年齢も同等だと思うのですが、何となく雰囲気が変化していることを感じます.今年は父親が同伴していることが多かったです。育メンと言われている人達でしょうか?中には、母親が付いてこない子供も数人見かけました.もう昭和ではなくなったことを強く感じました.

 ちなみに、私が担当した30人の子供さんにはムシ歯は皆無でした.これも、昭和が遠くなった感がしました.
 夜は、昭和大学藤が丘病院で行なわれた乳ガンに関した講演会に参加してきました.当院の問診票にも、乳ガンの既往の記載を見ることが多くなりましたが、30年前に比べると発症者が4倍になったとのことでした.これも、食生活その他の環境が昭和の頃とは変わってきていることの現れなのでしょうか?

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2016年10月 9日 (日)

非歯原性歯痛

『原因不明の歯痛・顔面痛をどう診断するか』とのタイトルで行なわれた講演会に参加してきました。演者は静岡の井川先生でした。

 お話は、患者さんが歯の痛みを主訴に来院されたとしても、歯が原因でないことも有り、その鑑別診断を多面的に考えなければならないということでした.たまにいらっしゃるのですが、患者さんが訴える痛みが、通常の歯周病や、歯髄炎が原因とは考えられない場合は直ちに手を出してはいけないということです。
 2年前に近所の歯科医で、3ヶ月間に歯痛の為10本の歯を抜いたが痛みが治まらないということで来院された患者さんがいました。どうもおかしいと思って大学病院に紹介したのですが、その患者さんの経過を考えるとよく理解できました。
 余談で、最近は顎関節学会の研究が頭打ちになる傾向で、来年の学術大会は日本顎関節学会と日本口腔顔面痛学会は共同開催されるようになったそうです。
 顎関節症は顔面痛の一分野と位置づけられ、局所的に顎をリラックスさせればよいよいうことで落ち着いたのでしょう。

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