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2016年6月30日 (木)

学校保健会

先日お知らせした学校保健会で講演してきました。冒頭、1606302_2 1606301

プライスの『食生活と身体の退化』に掲載されていた写真を提示し、砂糖を多く摂取する我々の食生活の問題点から、ムシ歯の予防に付いて話しを膨らませていきました.PTAの母親が多く圧倒されるような人数でしたが、朝早いこともあり居眠りする聴衆もいなく気分よく1時間お話しできました.質問も多く、主催者からお褒めの言葉をいただいたのは苦労した甲斐がありました.  夜は、昭和大学北部病院の心臓外科のお話を聞いてきました.心臓外科という、一つ間違えば、命に関わる手術をしている先生が、手術の仕事は楽しいとおっしゃるのをきいて、びっくりです。自分は、歯を削るのも、歯を抜くのも、間違いがあってはならないと、びくびくしながらきんちょうしてやっているので、心臓外科をやるのが楽しいなんて、不思議な思いで聞いてきました.死ぬか生きるかの人を救うのだから、やりがいがあって、達成感がそう言わせるのでしょうか.

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2016年6月26日 (日)

LDHシンポジウム

1606 公益財団法人ライオン歯科衛生研究所主催の『健康寿命の延伸に向けた歯科治療の使命と可能性』と題されたシンポジウムに出席してきました。

 最近よく話題にされる『健康寿命』を延伸して、平均寿命に近づけるためには歯の健康が不可欠であること、そのために歯周病をコントロールしなければならない、その方法を考えようというのが主旨のシンポジウムでした。
 場所は虎の門ヒルズでした。初めて入館しましたが、広くてきれいで圧倒されました。これから、間違いなく訪れる超高齢化社会に向けて健康問題も、それに関連する医療費を含めた財政問題をうまくマネジメントしないと、こんな立派な建物も、維持されなくなってしまうのではないかとちょっと考えてしまいました。私を含め、これから高齢化する人々が、痴呆や、寝たきりになったら大変な世の中になりそうです。いつまでも、こんなスマートな建物に調和できるような高齢者になりたいものです。
 公益財団法人ライオン歯科衛生研究所は創業者の意向で、昔から、歯科口腔衛生事業をボランティア感覚でやってきたようで、その為の寄付も、歯科医師会になさっていたようのことが掲載された小雑誌をいただきました。明治の人は偉かった。

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2016年6月24日 (金)

学校保健会

学校保健会青葉地区総会の講演会の演者を依頼されましたので、その概要を事前報告いたします。興味ある方はご連絡後、足を運んでください。

学校保健会 青葉支部総会

日時 平成28年6月30日

場所 青葉公会堂

内要 総会 9:45~10:00

      講演 10:00~11;15

   講師 歯科医師 中村輝夫

   タイトル 

『健康でハッピーな生活を送る為の歯科的さぽーと』

元気な歯こそ健康長寿の源


要旨 最近小児の虫歯の罹患率が減少しているとの調査結果が報告されてますが、先進諸外国に比較して、日本のデータはまだまだお恥ずかしい程度です。これだけ、衛生観念が高い日本で、この状態は歯科を担当する者としては『恥じ』としなければなりません。

 そのような統計的な数字を求める為には、政治運動をしなければならないのだと思いますが、それはそれとして、今現在私たちが関わっている子供達を対象に、現実的かつ具体的な対策を考えましょう。どうしたら、虫歯がなく、健康的な口腔環境を保ち、全身的にも健やかに成長させられるか、実生活の中でできることを考えてみたいと思います。学校生活や、クラブ活動、塾やお稽古、そして、ご家庭での生活と現代の子供さんは結構忙しそうですね。虫歯対策、歯肉炎対策、歯列不正や顎関節症、外傷や睡眠時無呼吸について触れてみたいと思います。

・虫歯対策については、まずは、糖分の摂取にについて考えなければなりません。これから夏を迎えるにあたって、熱中症対策としてのスポーツ飲料の取り方を考えましょう。それから、反対意見も根強いフッ素による予防の是非についてもお話ししたいと思います。

・歯肉炎については、一にも二にも歯垢(プラーク)除去です。効果的な清掃法をお知らせします。

・歯列不正や顎関節症に付いてのご相談も多くなりました。根本原因と、ご家庭でできる予防対策について私の考えをお伝えします。

・突発的に起きる事故による歯の破折や脱臼について、知っておいてほしい事柄を列挙させていただきます。

・最近自動車事故絡みで報道される睡眠時無呼吸は大人だけの問題ではありません。子供で発症すると正常な発育が阻害されることになります。できれば知っておいてほしい注意事項をまとめました。鼻呼吸の大切さについても例を挙げて解説します。

 口腔機能は健康に生きていくのに一番大切な、呼吸と食事に深く関わる組織であるということを認識していただき、子供さんが健やかに健康で楽しい学童生活を送れること、そしてそれが大人になって生活習慣病に陥らない生き方につながるようなお話ができれば幸いです。


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2016年6月23日 (木)

保育園児が顎関節症

 本日園歯科医をしている保育園で歯科検診をしてきました。毎年3歳児検診と1歳半検診を青葉区福祉保健センターで行なっていて、その年代ではほとんど大きな虫歯を有している子供はいないのですが、今回の検診では4歳児(新しい保育園で5歳児は在籍していません)にほとんどの歯に虫歯がある子がいました。歯随に達している程度の虫歯もありました。ちょっとびっくりだったのと、歯磨きがおろそかの子供もいて親御さんにお話ししたいと思いました。

 母親が朝、子供を園に預けにきた時、昨夜その子が歯が痛いと泣いたので、検診時に調べていただきたいと保母さんがことことずかった子供がいました。視診では虫歯は確認できなかったので、顎関節を触診したところ、痛がっていた歯側に圧痛があり、同側の咬筋も押すと痛いと言われました。保母さんに、噛み締めていたから歯が痛くなったので、なるべくリラックスさせて様子見てくださいとお話ししました。4歳児で顎関節症の症状があったのは驚きです。性格を聞いてみると、難しいところがあるとのことでした。落ち着いてくれると良いのですが。

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2016年6月12日 (日)

サンフランシスコ

 ヨセミテにはサンフランシスコを経由しなければならないので、サンフランシスコでも一日使い写真を撮りました。

 一番の印象としては、きれいな場所もあるのですが、有名な場所からすこしはずれると、ゴミがちらかっていて路上生活者が小銭入れのカップを前にしてたたずんでいるきびしい社会状況を露呈しているということでした。
 貧富の差がすごくなっているのではないかと想像します。また、ヨセミテには、ツアーバスを利用したのですが、バスにはチップ制度がないと運転手の質を担保できないという理由書が掲示されていまして、ツアーの終了時には運転手がチップを要求する理由の演説がありました。運転手の給料システムがどうなっているのか存じませんが、日本ではあり得ない経験でした。客の評価はどうであれ、自分の仕事には自分のプライドをかけてやるのが当たり前と思うし、お駄賃をもらわないとちゃんと仕事をしないというのはいかがなものでしょう。
 帰りの空港には寄り合いタクシーのようなシャトルバスを予約したのですが、朝の9時にたのんだのに、迎えにきたのは9時40分でした。ちょっとびっくりです。この乗り物にチップは必要かどうか同乗者に聞いたところ、必要ないと言われましたので、払いませんでしたが、40分も遅れて払いたくもありませんでした。チップが必要なサービスと認められていれば、時間に正確に迎えにきていただけたのかな?
 街の雰囲気が伝わるような写真を掲示します。

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2016年6月11日 (土)

ヨセミテで夏休み

今週は若干早めではありますが、夏休みをとってヨセミテまで写真を撮りに行ってきました。20年ほど前には顎関節症で有名なMcNeillが診療してましたカリフォルニア大学サンフランシスコ校に見学した折りに、合間を見て一日ツアーで行って感銘を受けました。その時はさらっと見ただけでしたので、再度機会を作りたいと思っていました。また、時期も滝の水が涸れた夏でしたので、今度は雪解けの水がまだある季節と考えていましたので、長年の念願を果たした気分です。今回は、勉強無しの全くの写真撮影旅行ですので、ヨセミテに2泊してきました。

 天気も良く、存分に疲れきるまで写真を撮ってきましたので、ご覧ください。ガイドバスに乗ったり、山下り(山登りは控えました)したり、サイクリングしたり、夜景ツアーに参加したりと、忙しく過ごしました。三日間の歩数は6万歩を優に越えました。5番目6番目7番目の写真は同じところから撮ったモノで、すばらしいパノラマの景観でした。Amazingという言葉があちこちで聞かれました。 <

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2016年6月 3日 (金)

MRC研修

160603  本日は診療室を休診にして、すばらしいMRC(原因療法によるー呼吸・嚥下時の口腔周囲筋肉の調和による矯正治療)の診療を行なっている静岡の『こども矯正歯科』にスタッフ全員で研修に行ってきました。

 これで塩田先生の講演は5回受けたことになります。また、フラッター先生やファーレル先生のお話も数回伺ったので、だいぶ理解が深まったと思いきや、多少修正点も見つかったので、明日からの診療は少しレベルアップしていけるのではないかと思います。他の分野のこともそうですが、勉強すればするほどその奥深さに気づかされます。少しずつでも自分の診療を完成形に近づくよう頑張るのみです。

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