トリアージ
本日は自宅および診療室の地区の防災訓練が、あざみ野中学で行なわれましたので、歯科医の立場で参加してきました。まずは、無線の係でもありますので移動無線のアンテナの設置を手伝い、キー局との交信の訓練をしました。
メインの訓練であります災害医療のブーツでは『トリアージ』について災害救助班の医師から参加住民に対して説明があり,どのような流れで災害時に医療救助活動が行われるのかの実演がありました。救急医療の現場では、ひん死の患者さんに対してどんなことをしてでも救命する努力がされるのがあたりまえのことですが、災害時には,患者数が治療者のキャパシティーを越えてしまうため,救えるか救えないかぎりぎりの患者さんにつきっきりになってしまうと、多くの患者がそのために医療を受けられなくなり犠牲となってしまいます。そこで、限られた医療スタッフを効率的に活用するために,治療の緊急度をもとに振り分けなければなりません。
いつ起こるのか,どの程度の規模で起こるのか分からない災害に対してどの程度の備えをしたらよいのか、難しい問題だとあらためて考えさせられました。
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