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2009年5月24日 (日)

阿修羅像

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今日こそは一ヶ月ぶりのテニスをしようと考えていたのですが、あいにくの雨でしたので、前から気になっていた阿修羅展に行ってきました。ネットの案内によると午前中より午後の方が空いているということでしたので、2時半に会場に着き、30分行列して面会してきました。フラッシュを焚かなければ写真をとっても許されるのかと思いカメラを持参していったのですが、係員が多くまったく無理でした。
 阿修羅像の周りには何十もの人垣がでしていたのですが、運良く最前列で一周見ることが出来ました。どんな思いをこめて創ったのでしょうか?制作依頼者はどのような像を求めていたのでしょうか?1300年も前のことです。今とは、衣食住すべての分野で格段の違いのあった時代です.でも、像の表情には現代人にも共感できるものがあります。科学技術の発達で人の暮らしは豊かになりましたが、怒りや悲しみという心の感性は変わっていないからなのでしょう.仏教のテーマである生きながらに極楽境地の『悟り』は遠いからなー。何かと物欲をそそられる現代ではなおさら遠い人が多くなっているのかもしれません。
 それにしても1300年前の人が創ったものが大切に保存されているなんて驚きです.本館前の樹齢何百年の大銀杏にも感動です。
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2009年5月22日 (金)

くいしばりの害

 先日の日曜日(5/17)に東京国際フォーラムで『咬合と力の問題をコントロールする』という演題でシンポジウムが開催されました.私がホームページで警告している『くいしばりの害(http://www.e-ndc.com/Pages/kuisibari.html)』はどのようにしたらコントロールできるのかというテーマでした.
 結論は、ある程度は歯科医の治療方針でコントロールできるが、それを超えてしまうこともあり、患者さんに真剣に自覚していただき、自己暗示などで対応していただくしかないこともあるとのことでした。歯科医側でどんなに精密に人工物を仕上げたところで、睡眠中の無意識に行う歯ぎしりなどの破壊的な力をコントロールすることはできないようです。それぞれの発表はその対応策ではなく、破壊的な力のコントロールの難しさを改めて認識させるようなものだったように思います。
 医療関係のテレビ番組で、卓越した知識や技量の医師を『神の手』と形容し、その特殊な治療技術が紹介されることがありますが、歯科では、この問題がある限り難しそうです。毎日、肩や顎の力の抜き方を何人もの患者さんにお話ししてますが、これから先も続けなければならないようです。
 

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2009年5月 6日 (水)

昭和のエートス

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 一ヶ月ほど前に、高校の同窓で同学年の有名な評論家(大学教授)とうことで興味を持って講演を拝聴したときに、講演者の著作として販売していた『昭和のエートス』をやっと読み終わりました.講演そのものは、最近の学生はというかその親は、金銭や効率至上主義の損得感情に汚染されていて、純粋に学問しようと考えていないというものでした。何かに役に立つから、何かに得するから学校に行って勉強するのであるから、学校に行くのは単位や資格を取るためであって、勉強する内容には興味がないようだということでした。
 学校に入学する学生が、単に卒業することが目的であって、学校生活に何の興味もないとしたら、先生はやりきれないでしょうね。外国で生活したことがないので、真実かどうか分かりませんが、欧米人は仕事は生活費を得るためしかたなくやっていると考えているので、お金が貯まれば引退して悠々自適の生活をしたいと考えているなどど聞いた話を思い出しました。
 世界の車窓などの列車の旅のテレビ番組をたまに見るのですが、目的地に向かう間の車窓の風景や同乗者との会話を楽しそうにレポートしています.早いことが取り柄の新幹線の旅とはおもむきが異なります。
 私のところにいらっしゃっていただいている患者さんも、通院治療の結果、良い歯になってよく噛めたり見た目が良くなることが目的で、しかたなく来たくもない歯医者に通っていただいてもらうので、なるべく効率よく治療がすすむようにしているつもりですが、私自身は徐々に良くなったり、最初の時とは見違えるようになったり、患者さんにマジックを使ったように良くなったと言われたりするのが楽しみでやってます。歯医者稼業も仕事とはいえ、のどかな昭和のエートスは忘れたくないなー。

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