訪問診療
一昨年来、機会あるごとく訪問診療など高齢者を対象にした歯科の問題に対して取り組んでいらっしゃる先生方の講演を拝聴していますが、18日(日曜日)は静岡県でご開業されている米山武義先生のお話を伺いました。
米山先生は高齢者、特に口で噛まなくなって久しい方で、口腔機能が衰えてしまった患者さんにどう対応していくかということから、楽しく食事ができることがどれほど高齢者にとって重要であるかをお話しされました。また、厚生労働省からの研究を依頼されたことから、口腔清掃と肺炎・熱発の関係や、自分の歯で咀嚼することが、低栄養を防ぎしいては免疫力の向上に繋がることなど科学的根拠を基にわかりやすく、情熱を持ってお話ししてくださいました。
米山先生とチームを組んで要介護者の口腔ケアに取り組んでおられる杉山総子歯科衛生士は、ターミナルケアと同じような感覚で、衰退しつつある老後を迎えている高齢者が、いかに豊かな生活をすごしていただけるかお手伝いしたいとお話しされました。『このお年寄りに世の光を』ではなく、『このお年寄りを世の光に』と言い換えるべきだとされました。その意味は、お年寄りが生き生きと生活する姿が、世の中を明るくするということです。使命感を持って仕事に打ち込んでおられている姿勢は感動的でもありました。
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